馬神 シーズン2

馬神 シーズン2 は
8月9日(水)連載スタートいたします。
門倉が 萩野 武 の弟子入りし、どう成長していくのか!
こうご期待!!









馬神 ~師匠との出会いその9~

何と萩野さんの握っていたその馬券とは

7番の複勝!!!

驚き、仰天、騒然!!1番人気の複勝!?
金額は何と

300,000円!!

どうして?と思ったその時さらに仰天のシーンが!

何とそれがもう1枚!!
合わせて600,000円

私が不思議そうに、またいろんな意味で硬直していると、
「馬券は1枚50万までしか買えないんだよ」と萩野さんが
いやいやそうではない。硬直の理由

1、なんで1番人気の馬の複勝=どうせ120円くらいでしょ?

2、いつも10番人気や11番人気の複勝を狙いすましたように取るのに
  1番人気?それなら単勝にしないの?

3、これが来なかったら俺の責任だ!

こんなくだらないことを考えていたが萩野さんのレベルはやはり常人の域を超えていた。
結局レースは1着10番(12番人気)、2着7番(1番人気) 
3着4番(9番人気)と、大荒?のレースだった。

俺なら単勝を買ってたな・・・と思っていたら
確定のランプ!
それを見ていつものことだがまたまた仰天! 
ぶっ飛び! 
あたり騒然!
3連複は何と39万馬券!!それよりも驚いたのは
なんと!7番(1番人気)の複勝

190円もついたのである

1.9×600,000円=1,140,000円



そう、これなら十分だ!終わってみれば

プラス540,000円!!!

でも萩野さんは複勝が1.9倍もつくのが分かっていたのだろうか?
「萩野さん、もうわからないことだらけなので教えて下さい。このままだと今晩眠れそうにありません」
「なに?」
「まず、どうして僕をパドックに誘ってくれたんですか?」
「だって門倉君、パドック見られじゃない!」
「そんなことないですよ」
「いいや、そうでしょ!現にこのレース取れたじゃない!それに前回パドックを当てて見せたでしょ!」
「すべてはたまたまですよ」
「では3番が細いことはどうして見切れたの?」
「あれは僕の見間違いです。実際はプラス10キロでした」
「いいや、あれは細かったんだよ。厩舎情報でカイバ食いはいいけど
2走前にマイナス20キロがまだ戻ってないんだよ。
だからプラス10キロでもまだ戻っていない、よってまだ細いが正解なんだよ」
私は、少しここでホットしました。
「もう1ついいですか?」
「どうして1番人気なら単勝にしなかったんですか?」
「この馬に勝ち切るだけの力、一瞬のキレる足がないからだよ。」
確かに紙面を見るとここ6走で2着4回1着1回5着1回でした。
「どうして馬連やワイドにしないのですか?前回おっしゃた通りですか?」
「よく覚えてないけど。その馬を買いに着ているわけで、他の馬は分からないんだよね。
だから不確定な相手の馬連やワイドは買えないんだよね。ただ今日は2頭しか考えてないんだよ。」
私は最後の(ただ今日は2頭しか考えてないんだよ。)は何気なくしか聞いていませんでした。
これが数時間後私をまたも判別不能の世界に送り込むファクターとなるとは思いもしませんでした。
「最後にもう1つだけいいですか?あの複勝が190円もつくと最初から想定されていたんですか?」
「それは分かりませんし、相手がたまたま人気薄が来たのでそうなっただけで、
最も私はオッズは関係なく買います。
それはオッズを買っているのではなく、
来る馬の複勝馬券を買っているからです

そして私はその萩野さんのおっしゃってることをノートに書きこみ、
次の9Rに。当然萩野さんはまたあの香りをさせている。ここも<見>!!
そして我々はというと実はマスターがここで登場していないのは・・・

<寝てる!>

だからこうなるといったのに。黙って寝かしておくことに。
相変わらず私は的中なし。朝から坊主です。
そして迎えたメインレース(重賞)である。重い腰を萩野さんが持ちあげて買と思ったら
「マスター、メインだよ。やらないの?」
寝ぼけた顔で
「萩さん ありがとう」
そしてパドックに行こうとした時、席に戻った萩野さん。
「萩野さん、パドック見ないんですか?」
「もう今日は終わりなんだよ。もう考えてきた2頭が終わったからね」
そういえば!!!
「2頭しか考えてこなかった」っておっしゃってましたよね。
「そうなんだよ」
私は、「だってメインレースだよ。どうしてやらないの、どうして我慢できるの?
何を買っていいかわからないの?」
またまた迷宮!!なんでということは朝から、最初から8Rしかやる気がないのに来たんだ!?」
メインはみんなが知っている馬ばかりGⅠレースである。
私はここを勝負レースに考えていましたが、やはり
惨敗。いよいよ最終レース




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馬神  ~師匠との出会い その8~

アビーロードにて

「いらっしゃい、門倉君」
「マスター、先週はありがとうございました。やっぱり萩野さんはすごかったですね」
「勝ちを確定させるということができる、
やりたいレースを我慢できる、買おうと思っていた馬の調子が少しでも自分の思っていた状態ではないときは<見>にできる。
萩さんのすごいところをまとめるとこんなところかな」
「確かにそうですよね。僕にはそのすべてができそうにありません」
そうは言ったものの私はきっともっと他の人とは違う「何か」があるはずだと思いました。
「マスターまた今週もいかれるんですか?」
「どうかな?萩さんに聞いてみようか」
(マスターが萩野さんに電話とかける)
「そうですか、では再来週の日曜日に。お願いします」
「門倉君、萩さんが今週は買いたい馬がいないから来週行くそうだよ。来週にしよう。」
私はガッカリした様子を隠すことができず、
しばらくあの日の様子を走馬灯のように思い出しながらただ黙って飲んでいました。

2週間後またマスターから電話

「門倉君、萩さんから電話で今週も買いたい馬が出ないから来週にしようだって。」
「分かりました。わざわざありがとうございました」
言わずと知れた、またまたガッカリし、あたりのよどんだ空気だけが感じられるような
自分を取りまいている様です。

私一人で競馬場に行き7R~12Rまでやるものの、
坊主(1Rも的中がないこと)で帰宅することとなりました。
この時門倉の心の中では、的中がなかった残念感よりも萩野と来られなかった残念感の方が大きかったのである。

もっと萩野から競馬のことをいろいろと学びたくてしかなかったのである。

1週間のもやもやした日々が過ぎ、待ちに待った萩野に会える時が再びやってきた。
いつものように競馬場の入り口で萩野さんとマスターを待っていると遠くの方に二人の姿が。
私は思った。
おそらく憧れの芸能人に会えた時とはこんな感じなのだろうと。
萩野さんは私にとってあこがれの芸能人、イヤそれ以上の存在だったのかもしれません。
そこには、尊敬、憧れそして敬愛。
マスターが眠そうな顔をして
「おはよう 門倉君」
「おはようございます」
「萩野さん、おはようございます。今日も1日よろしくお願いします。」
「こちらこそお願いします。」
(本当にいつも俺なんかに丁寧に挨拶をしてくれる。すごいよな。萩野さんは)
「さあ 今日は今までの負けを全部取り返すぞ!!」
(マスター、それは無理でしょ!一体どれだけ勝つもりなの?)
「マスターすごい意気込みですね!」
「そりゃ、そうだよ!!今日は昨日ほとんど寝ないで予想してきたんだから!!さーやるぞー!!」
(そういうときは大体勝てないものだと決まっています。寝てないのだからなかなか集中できないよね)
そして1Rの締め切り時間まで残り7分前
しかしマスターの行動が今までとは違っていた
「マスターどうしたんですか?」
「何が?」
「1Rやらないんですか?」
「あのね、もし1Rをやりたいのなら、最低30分前にきて、ゆっくり・・・・・・」
長々と続くどこかで聞いたコメントだった。そうです、萩野さんの。
それでも私は(もしかして進歩した?)と思ってしまった。
そして2Rのパドックへ
マスターの少し進歩下様子に私は自分だけ今日も坊主だったらどうしようと悩んでいたら、
1頭だけ他の馬とは様子が違う馬がいた。
人気は5番人気でしたが、明らかにここでは他の馬とは違って見えた。
改めて紙面を見てみると前走は大敗2走前は2着だった。
そしてこの馬が気になって仕方なかった私はこの5番人気である
9番(Ⅰ5頭立て)から馬連で相手5頭で購入することにした。

そしてマスターに
「マスターどんな馬券を買ったんですか?」と聞くと、マスターは
「こんな感じだよ」と見せてくれんましたが、その馬券を見て私は驚きました。
「1-5の馬連と1-5のワイド!、これだけですか?」
「これだけだよ、萩さんがここにくる前に教えてくれたんだよ。
買った馬券は全部が的中するような買い方をした方がいいと。もし何点も買うなら逆に取ガミになるくらいでも構わないから、
穴馬券にした方がいいって。
だからここはこの子の買い方!このレースかたく収まるから


確かに1番は1番人気 5番は3番人気。
ここに2千円ずつ。この時もしかして今日はマスター本当にプラスかもと思った。
萩野さんは、言わなくてもお分かりでしょう!(〇〇しています)いい香りがしています。

レースがスタートしました。
レースは大混戦のまま直線で2番人気の12番が突っ込んできて
1着、2着3着は写真だがやや1番人気の1番が有利
そして3着に9番、4着15番、5着5番。
結局それで決まりやはり2人ともはずれ。しかしお気づきでしょう。
2人とも軸馬をもし複勝にしていれば的中していました。




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馬神 ~師匠との出会い その7~

どれくらいの時間が過ぎただろうか。
辺りは静まりかっていたが、急に歓声に変わった。そして掲示板に表示が。
そこには「脱力」がまっていた。
結果は8番は3着でした。ガッカリ、愕然 悲惨、悲劇これらがまとめてやってきた
2人ともその落胆ぶりはいうまでもない。
これが「自分の身の丈か!?」と自分で情けなくなったその時、
となりの萩野さんにマスターが
「萩さんはどうだった?」と力ない声で尋ねた。
萩野さんはただ一言
「とったよ」
またまた二人は目を疑った。そこにあったのは、未知、理解不能、そして驚愕の光景が
「8番の複勝 15万円」11番人気に15万!!!???
2人とも宙に浮いているような気持ち、ここはドコ?
あなたは誰?私たちは?
こんな感じで、ただただ「ボーーっと」していると確定ランプが!
何と複勝8番1280円!!
ということは12.8×15万円=192万円
もう意味が分からない。完全に機能停止、理解不能。
どうして同じ情報をもらっているのに
私とマスターは的中ゼロ、萩野さんは192万円!

二人が機能回復までに時間がかかりましたが、何とか持ち直して私は萩野さんに
尋ねました。
「どうしてそんなに自信があるなら、その馬を軸に馬連を購入しないのですか?」
と、答えは簡単だった。
そしてそこに出てきた答えがのちに私の競馬人生を、馬券購入を根本から変える一言になったのである。
「それは逆です。その馬に自信があるから、複勝なんです」
理解できない顔をしていた私に萩野さんは
「その馬に自信があるということは、もし馬連ならもう一つの席(着順)を何頭かで争わなければならないということです。
そのもう一つの席を射止める馬に自信がなければ何頭も購入することになる。
それなら1頭に絞って購入した方が確実ですよね。
1頭に自信があるなら馬連なのではなく、他の馬に自信がその馬ほどないので複勝なんですよ。
複勝なら3つの席があるでしょ」

またも頭のど真ん中に刻み込まなければならない、
そしてもう理解できるとかできないとかそういうレベルの言葉ではなく、
体全体で感じ取らなければならないほどの、
言葉、
金言、
教訓、
どう表すのが最も適切かすらわからない萩野さんの一言であった。
そして我に返り、マスターと
先程萩野さんが言っていたもっと自信のある11Rにかけることにして
「萩さん、パドックに行くよと」とマスターが萩野さんを誘ってパドックへ
「萩さん何番なの?」
「3番だよ」またマスターが唖然。しかしもう慣れたようで差ほどではなく、
「あー、6番人気ね」
冷静になり私もパドックを見た。確かに1番いいとは言わないまでもできは良さそうだ。
「確かにいいですね!でも少し後ろ脚がかたいですかね」というと、萩野さんが
「あれ?」と一言
そしてマスターが
「萩さんもあの馬を買うの?」と尋ねると、思いもよらない言葉が!
「俺は(見)だよ」、二人は????またまた理解不能
「この馬の方がさっきの8番より自信があるんじゃないの?」とマスターが聞くと
「ここは勝ち逃げで、利益確定!」と萩野さん。
そして私とマスターの二人で3番の複勝を2万円ずつ。
それにマスターは単勝3番、1万円 3番からの馬連総流し。
私は所持金が2万円しかなかったので全てそこに。
そしてブザーが鳴りいよいよレーススタート。
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主人公 門倉 雅人
競馬の師 萩野 武
友人1  吉川
麻雀店のマスター 西村 
カウンターバーのマスター 藤井
友人2 石井
友人3 岸本
友人4 吉田
クラブのママ 恵
クラブのホステス 葵
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物語タイトル 『馬神降臨』

門倉が、クラブKの会員の皆様 他 競馬好きなファンの皆様へ
競馬をただ単にギャンブルとしてではなく、もっと、競馬を馬を愛してもらいたい。
競馬をただ単そういう気持ちからこの物語(ノンフィクション門倉が経験した事実)
を皆様に読んでいただきたく、このブログを立ち上げました。
どうして門倉が予想家となったのか。
師匠との出会い。
馬との出会い。
クラブKの会員の皆様との出会い。
馬券の買い方のノウハウ。
パドックでの馬の見方。
など 競馬ファンなら、喉から手が出るほどの情報満載。
そして、ファンならずとも誰もが楽しめるお話だと思います。
最後までどうぞお付き合いください。